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最終更新日:2019年11月11日
最終更新日:2019年11月11日
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第378話「プロの仕事」

 仲の良い友達三人と居酒屋へ行った。
「ここんとこ少し景気が良くなって来てるんじゃないか?」と建設会社に勤めるAが言った。
それに対し消費税が上がってからは、さっぱりだと自動車ディーラーに勤めるBが言った。
「うちは、どっちかというと暇な季節だな」とC。
「そっか、今の時期は過ごしやすい季節だからってことか?」僕が言った。
「暑くもなく寒くもない快適な季節だからな」とC。
「でも、一番安定した職種なんじゃないか?絶対に需要はあるんだし」とA。
「そうなんだけどさ、結構競合が多いんだぞ。この業界ってさ」
久しぶりに会ってそんな話をしている内に随分と時間が経っていた。
「俺さ、久し振りにCの歌が聞きたい。この後カラオケのある店に行かないか?」
僕等はBの行きつけの店へと向かった。
ビルの3階にある店に入ると、カウンター席に3人のサラリーマン風の客が居た。
通路を隔て、彼等の背後にあるボックス席に僕等はつくと、Bのボトルを飲み、少し落ち着いた頃にBはCにマイクを渡した。
それと殆ど同時に曲が流れだした。
Bが結婚式の時にCに頼んで歌ってもらった曲『乾杯』。
静かなイントロが流れ、つやがあり重厚で威厳のある声が曲と一緒にスピーカーからゆっくりと流れる。さすがプロ。
カウンターの3人が驚いた顔で後ろを振り返る。
曲が終わると同時に拍手が店中に響き渡った。
今度はAが勝手に曲を入れ、曲目を見て僕等は爆笑した。
「これは俺向きの歌かもな」と言ってCがマイクを握る。
今度もまた静かなイントロが流れる。カウンター席の一人が言った。
「こんな上手な歌は初めて聞きました」と僕に言った。
「プロですからね」と僕。頷きながら納得する男性。
「でも歌手ではないですよ。声を出すプロです。住職なんですよ」僕は隣に居るCの頭をパチパチ叩きながら言った。
Cの歌声が続く。
「私の~お墓の前で泣かないで下さい~」

 

 

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