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最終更新日:2019年12月06日
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第386話「字の練習」

山本が書いた領収書の字を見て加藤が言った。
「相変わらず汚ねえ字だな」
「そうっすか?決して綺麗ではないけど、取り立てていう程汚くもないかと」
「いやいや、立派に汚いよ。取り立てて言う程にな」
「加藤さんは字が上手っすよね。習字かなんか習ってたんすか?」
「そんなもん習ってないよ」
「じゃ、どうして上手なんすか?何かコツがあれば教えて下さいよ」
「字はな、メリハリだ」
「メリハリ?っすか・・・」
「映画だって小説だってメリハリが無けりゃ単調で面白くねえだろ。字も同じだ」
「ほら、お前が書いた山本って字、全部同じ太さだろ。その上、バランスも悪い」
「なるほど。メリハリってどうやって付けたら良いんすかね」
「強弱だな。力を入れて書くところと抜いて書くところをちゃんと見極めて書くことだ」そう聞いた山本はボールペンでメモ用紙に自分の名前を書いた。
「山本って字は、どっちかっていうと、単調過ぎるんだよな。羽賀って書いてみろ」山本は言われるままに羽賀と書いた。
「ほら、強弱をつけて書いただけで格段に良くなった」
「ホントだ。何か僕の字じゃないみたいっすね」と満足そうに微笑む山本。
「ひらがなも同じっすね?」と言って山本はひらがなを書いた。それを見た加藤は、
「[す]の最後は流す様に書けば綺麗だし、この[で]なんか点々の位置をこうやってもう少し下に書いてやれば、バランスが良いだろ」
「なるほど。これから字を書く時は、気をつけて書く様にします」その後、二人はそれぞれ得意先へと出かけて行った。
暫くして羽賀が出先から戻った。羽賀は机の上にあるメモを見て首を傾げる。
そこには「羽賀羽賀 すきです山本 です」と書いてあった。
メモを読む羽賀を見て女子社員が言った。
「羽賀さん。どうしたんですか?何だか顔が赤いですよ」

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