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最終更新日:2019年11月14日
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第415話「山本の愛読書」

山本が女子社員に文庫本を渡しながら言った。
「最近読んだ本じゃこの二冊が面白かったかな」
「(東京大学応援部物語)って応援団の話ですか?」女子社員が言った。
「うん、作者の追跡取材みたいな感じで書いてあるんだけどね、これが面白いんだよ。例えば、東大の野球部が勝てないのは、お前らが応援部としての気合が足りないからだって言ってリーダーが部員達をくたくたになって立ち上がれなくなるまでしごきまくるわけ。でもそれっておかしいよね。だって野球部が勝てないのは、野球部の問題であって、応援部は直接関係ない訳で、応援部の部員にしたら、何て理不尽なことを言うんだって思うわけ。でもそれって言った方もちゃんと分かってやってるんだ。まあ、それは何でかは読んでからのお楽しみなんだけどね」
「この(海の翼)ってのはどんなお話ですか?」
「これはね、最近読んだ本の中じゃ一番だね。イランイラク戦争の時に、イランに取り残された日本人をトルコ政府が助けるって話。当時、イラクのフセイン大統領が、四十八時間後にイラン上空を飛ぶ飛行機は無差別に撃墜するって宣言するんだ。それで各国が自国民を助ける為に、救援機を飛ばすんだ。日本も日航に依頼して何とか飛ばせる事になったんだけど、直前で労組の反対にあってダメになっちゃうんだよ。憲法上の理由から自衛隊機も飛ばせられないし、時間だけが過ぎて行く中、トルコが名乗りを上げてくれるんだ。百年前のお礼です。って言って日本人の為だけに飛行機を飛ばしてくれたんだ」
「百年前に何があったんですか?」
「知らないでしょ?トルコ人は、みんな知ってるんだ。学校の教科書に載ってるんだからね。まあ、それは読んでからのお楽しみだね」
「ほら(進撃の巨人)」と言って羽賀が山本の机の上にコミックを置いた。
「山本さんて読書の幅が広いんですね」それを聞いた羽賀が笑いながら言った。
「そうなんだよ。こいつ女の趣味も幅広いんだぞ

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