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最終更新日:2019年11月11日
最終更新日:2019年11月11日
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第454話「律子さん55」

いい歳して、男の人ってどうしてこういう物が好きなんだろう。全く理解に苦しむ。でも、これって古い物だし、捨てても良いのかな?いやいや、古いだけに、かえって貴重なのかも。プレミアなんかついて高額になってたらどうしよう。
棚の上にあったフィギュアに掃除機のホースを引っ掛けて落とした上、ご丁寧にふんずけてしまった。
あっ、こうしたらどうだろう。こっちは頭が壊れて、こっちは身体が壊れてるから・・あっ、良いかも、でもこんなに棚の上が空いてたっけ、もう一つ何かあった様な。
そんな時、主人の声が玄関から聞こえた。
「お帰り~」と何事もなかった様に主人を迎え、私も今帰ったとこだと伝えると、直ぐに食事の準備にとり掛かった。主人はまだ気付かない。
「そう言えばさ、今度のスターウォーズ見たいって言ってたよね」と言う私に絶対見たいと言って目を輝かせる主人。
一緒に行こうと言うと、子供の様に大喜びした。やっぱり男って子供なんだ。そんな事を考えていると、皿を持つ手が滑り、ガシャンという音と共に破
片が床に飛び散った。
「大丈夫か?」と主人。
気に入ってたお皿だった。私は欠片の一つを手に取り、悲しそうに見つめた。
「もう、その皿は古いし、お役目御免ってとこじゃない?形ある物はいつか壊れる。この世に永遠不滅なんて物は存在しないのさ。その皿も天寿を全うしたって事だよ」
この主人の言葉で、暗く淀んだ私の心に柔らかな太陽の日が差し込んで来た感じがした。
「そうだよね。形あるものはいつか壊れるんだよね」
「うん、そうだよ、だからまた新しいのを買えば良いよ」
「じゃ、あれもそうだね」
私は、主人の後ろをゆっくり指差して言った。
「えっ?何?あ~っ!ダースベイダーの頭がヨーダになってる!・・・あれ?・・・無い」と言って更に主人は棚の近くにしゃがみこみ、椅子の下からフラ
イパンの様な宇宙船を取り出して絶叫した。
「あ~っ!僕のミレニアムファルコン号が~」そして私の方を見て言った。
「このダースベイダーめ」
「誰がダースベイダーよ!

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