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最終更新日:2019年12月10日
最終更新日:2019年12月10日
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第567話「大人の男」

夕べは会社の飲み会があって帰りが遅かった。
明日は日曜なので、ゆっくり寝ていられるだろうと思ったが、考えが甘かった。
祖父と健太の笑い声で目が覚めた。まだ朝の七時だ。
健太とは四歳児で隣りの家の孫なのだが、よく家に遊びに来る。今日は意地でも寝続けてやると思ったが、トイレに行きたくなった。
「お早う。ああ~!すごい立ってる」健太が階段の中程にいる僕を指さして笑う。
「えっ?うそ!」僕は慌てて股間に手をやり確認した。
「違う~オチンチンじゃなくて~髪。髪の毛がこ~んなに立ってる」健太は更にゲラゲラ笑いながら両手で自分の髪の毛を鷲掴みにして引っ張り上げた。
「何だ髪かよ」
「寝る時はパジャマ着ないのか?」健太がTシャツとパンツ姿の僕を見て不思議そうな顔をして訊いてきた。
「パジャマ着ると暑苦しいから嫌なんだ」
「お母さんがお腹冷えちゃうからって、俺はいつもパジャパ着てるぞ」
「大人はいいんだよ」
「でもお母さんも着てるぞ」
「男は大丈夫なんだ」面倒なので適当な事を言った。
「そっか、大人の男はパジャマ着ないのか」
再度ベッドに潜り込むが、寝られるものでなかった。
居間へ降りると、祖父と健太はメンコをしていた。僕が子供の頃に遊んだ物を祖父がとっておいたらしい。
今時メンコなんて絶滅した遊びだろう。
「パシンって音が良いな、健太は力があるんだな」
「大人の爺ちゃんに勝ったから、俺の力も大人だな」
「そうだな、大人並みだ」
保育園では、お昼寝の時間があるらしく、昼食を終えた健太の体内時計は、時間通りに睡魔を呼び寄せた様だ。
眠そうな顔の健太に祖父が言った。
「お昼寝の時間だな」
「俺は大人の男だから・・」健太はTシャツとパンツ一枚になると、健太用に敷いてある布団の上であっという間に眠りについた。
その姿を見て祖父が悩む。
「う~ん、いつもはそのままなのに何で今日はシャツとパンツになったんだ?」

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