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最終更新日:2020年09月29日
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第654話「マーちゃん64」

友達の家に遊びに行くと、小学五年生のマーちゃんが酷く落ち込んでいた。
「何だよ、どうした?また親子ゲンカか?」と僕。
「いや、違うよ。ほら見せてやれよ」友達である父親がマーちゃんに言った。
「笑わないで下さいね」と前置きした上でマーちゃんが僕に絵を見せる。
「何に見えますか?」
「髪の長いお姉さん?」僕の答えに大笑いする友達。
「ある意味凄いじゃん。二人の人間がお前の絵を見て同じ答えを出したんだから」
「でも、答えが同じでも正解じゃないですもん」
「違うの?」と驚く僕。
「ライオンなんですが・・。絵に関しては、努力だけではどうにもできないもどかしさがあります。才能が無ければダメなんですね。これじゃ永遠にAは無理です」
「そんな事ない。才能が無くても、ある程度の事は努力で何とかなるもんだ。極めたければ、才能が大いにものをいうだろうが、学校の授業程度なら努力で十分補えるって」
「僕の場合は、努力で補えられる範疇じゃないかも・・・」
「そんな事ないよ。練習すれば絶対上手くなるって」
「僕なりに一生懸命努力した結果がこれですもん」
「まだ足りないんだって・・・あっ、いや、でも大分良くなってきてるんじゃないか?人間もライオンも同じ動物なわけだしさ、それが判別できる様になっただけでもましだろう」と僕。
「お前さ、それでフォローしてるつもりか?」
「いや、だって前はもっと酷かったぞ。なあ」と言う僕の顔を、何故か食い入る様に見つめるマーちゃん。
「本当に本当に上達してると思いますか?」フォローになっていないはずの僕の言葉の中に、僅かな希望を見つけ出したのか、マーちゃんが目を輝かせる。
「えっ?ああうん、間違いなく上達してるよ。マジで」
「そうですか!やった~」と言って嬉しそうにガッツポーズをするマーちゃん。
「そう言って頂けると嬉しいです。僕、もっともっと練習して上手になって必ずAをもらいます」
「お、おう頑張れ」つづく

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