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最終更新日:2020年11月20日
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第673話「マーちゃん68」

トイレから出て来たユイちゃんにマーちゃんが訊く。
「倍返しって何もされてないのにどうやって返すの?」
「それを考える為にユイが来たんでしょ。頂きま~す」
「ユイちゃんは半沢直樹のファンなんだね」と僕。
「違うよ、ユイは頭取のファンなの」胸をトントン叩きながらペットボトルのお茶を飲む。
「頭取って北大路欣也か!」
前に会った時に、誰のファンか訊いた時、北大路欣也って言われて驚いた事を思い出した。
「北大路欣也はユイの理想の人なの。だからマー君にも将来は、あんな風になって欲しいな~って」
「へ~、ユイちゃんはマーちゃんが好きなんだね」
「大大大好き」その横で、マーちゃんが真っ赤になる。
「でもユイはマー君と結婚できないんだよね」
「どうして?」
「だって昔、結婚しようって約束した人がいるから」
「昔?昔っていつの話?」
「四歳の時」
「よ、四歳⁉」
「マー君と結婚するんなら、婚約解消しなきゃ」
そう言って壁の時計を見たユイちゃんが急に叫んだ。
「あっ!もう帰らないと。この続きはまたね。今日は邪魔が入っちゃったけど。それじゃね~バイバ~イ。たい焼きご馳走様でした~」
「・・・邪魔って俺の事?」
「そうでしょうね」
「で、どうなのよ。大大大好きだってさ」と笑う僕。
「下手な事は言えなので困ります。記憶力が抜群に良いもので。だって四歳の頃の約束を憶えてるんですよ」
「確かにな、でも小五にしちゃ何だか少し幼稚じゃないか?」と言いながら、たい焼きの袋を手にする。
「あれ?食べた?」
「いえ、まだ頂いてません。そう言えば帰る時に、ご馳走様って言ってましたよね」
「そう?いつ食べたんだ?」
「さあ~?なんせ不思議ちゃんですから」
「でも不思議ちゃんって便利な言葉だよな。全部それで片づけられるもんな。考えた子は、あの子の事をよく分ってるんだな」
「そりゃそうですよ。考えたのは本人ですもん」

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