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最終更新日:2024年04月19日
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第153話 「純情対決」

山本がインターネットを見ながら加藤に言った。
「とうとう逮捕状まで出ちゃいましたよ。のりピーもやってた見たいっすね」
「のりピーがそんな事をする訳がない」
「じゃ、なんで隠れてるんすか?」
「隠れてるんじゃない。愛する旦那が覚せい剤で捕まってショックのあまり、姿を現わせられないんだ」
「そうっすかね~何でも別居してた見たいっすよ。普通、愛する旦那と別居はしないでしょ」
「いや、今に分かる。それより俺は、のりピーが変な事を考えないか、その方が心配なんだ」
「自殺とかっすか?」
「そうだな。純情だから」
「純情って、加藤さん。会った事あるんすか?」
「昔しコンサートに行って握手して貰った事がある」
「それだけで、どうして純情だって分かるんすか?」
「俺には分かる。あの澄んだ綺麗な瞳に嘘は無い」
「そういうコに限って影で何してるか分からないんですよね」女子社員が言った。
「いいや、のりピーに限ってそんな事は絶対に無い!」
「それより、もう一人芸能人で逮捕されたのがいたろ。クソ生意気で自分を一流芸能人だって勘違いしてる奴」
「押尾学っすか?」と山本。
「おお、そうそう。押尾学。そっちの方が問題だろ、人が死んでるんだから」
「それこそ何かの間違いです。悪ぶってはいますけど、本当は純情で優しい人なんだと思います。態度が悪いって言われてるのも、一種のテレ隠しなんじゃないかな。あの、子どもの様に無邪気で澄んだ瞳。絶対何かの間違いです」と女子社員。
「そっか、あれはテレ隠しだったのか。よし、お互い協定を結ぼう」
「そうですね。のりピーも何かの間違いですよね」と加藤と女子社員はあっさり合意すると握手を交わした。
「きったね~っ」と山本。
「ファンとはそう言うものなのだよ。なっ」とお互い顔を見合わせる二人。
「山本は誰のファンだ?」
「風吹ジュンっす」
「ふ、風吹ジュン?嘘だろ。お前、本当は歳いくつ?」

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