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最終更新日:2024年04月12日
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第159話 「疑惑」

今年の九月の連休はシルバーウィークと言うらしい。
そのシルバーウィークを利用して山本がグァムへ行った。連休明けに真っ黒に日焼けして出勤して来た山本は羽賀と一緒に喫煙室で話しをしていた。
「台風は来なかったのか?」と羽賀が聞いた。
「毎日天気が良くて、殆ど海で泳いでましたね」
「クソッ!巨大ハリケーンが上陸する事を祈ってたのに残念だな。お土産は定番のあれか?」
「そっすね。マカダミアナッツすね」
「あれって日本のチョコと比べると、何か作りが雑っていうか、大雑把っていうか、味も何かストレートっていうか下品だよな。でも俺は結構好きだよ」
「それってけなしてるんすか?褒めてるんすか?」
「そりやお前、褒めてるんだよ」
「そうっすか?沢山買って来たんで、食べて下さい」
「それにしてもよく焼けたな。でも、どうせケツは真っ白なんだろ?海パンはいてたからさ。俺も昔、沖縄へ行った時、海パンの後が真っ白になってさ、恥ずかしくて暫く温泉とか行けなかったもんな。白いパンツはいてる見たいでさ」
「いやいや、ちょっと見て下さいよ。上手く焼いたんっすから」と言ってワイシャツを喉元まで捲り上げた。
「おつ、ホントだ。綺麗に焼けてるな」
「お尻だってちゃんと焼いたんすから」と言って山本はパンツを下げてお尻をペロンと出した。
「おお綺麗だ綺麗だ。これなら温泉にも行けるな」と言って羽賀は山本のお尻をペシッと悪戯っぽく叩いた。
ちょうどその時、喫煙室のドアが開き、加藤が入って来た。
ワイシャツを巻くり上げ、お尻を羽賀に突き出している山本。そのお尻の上に手を乗せている羽賀。
そんな二人の姿を見て驚きながら加藤が言った。
「嘘!あっ、ご・・ご免」
慌てて加藤がドアを閉めようとすると、山本と羽賀は大声で叫びながらドアに飛びついた。
「違う~っつ!違うんですって~!誤解ですって~」

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