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最終更新日:2024年04月25日
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第263話 「ボーリング大会」

昼休みに弁当を食べながら羽賀が山本に言った。
「最近ボーリングってやったか?」
「やってないっすね。でもどうしたんすか?急に」
「昨日、テレビでお笑い芸人がボーリングをしてるのを見て、やりたくなってさ」
「今度行きますか?」
「うん、今日行こう」
「今日?マジっすか?僕メチャクチャ上手いっすよ」
「アベレージはどのくらい行くんだ?」
「180ぐらいっすね」
「それって凄いじゃん。俺なんて150も行けば良い方だぞ」二人の会話に加藤が加わった。
「俺も160前後だな」
「じゃ、三人で行きましょうか」
こうして退社後、三人はボーリング場に集合する事となった。二人より少し遅れて加藤が女子社員を連れてやって来た。
「三人じゃ半端だから、もう一人連れて来た。どうせだから二対二で勝負しないか?」と加藤。
「良いっすね」と山本。「じゃそっちは山本と羽賀で、こっちは俺達二人だな」
「こっちは女だからハンデ下さいよ」と女子社員。
「20やるよ」と羽賀。
「けち臭い奴だな。30ぐらいくれよ」と加藤。
「じゃあ30で。その代わり、負けたチームは寿司を奢るってのはどうっすか?」山本の提案に全員が賛同。
ボーリング大会が始まった。まず山本が投げ加藤が投げる。結果、山本はスペアーで加藤がストライク。次に投げた羽賀は1ピン残した。
女子社員がレーンギリギリにボールを投げたのを見て羽賀が笑いながら言った。
「ハンデ50に・・・」とまで言いかけた瞬間、ボールは切れの良いカーブを見せると、レーンの内側へ食い込む様に転がり出した。
「うっそ!」と山本が言った瞬間、全てのピンが一斉に弾け飛んだ。
「・・・・」羽賀、山本。
「あっ!それってマイシューズ?あっ!マイボールも」と大声で叫ぶ山本を見て、
「ふん、今更」と笑う加藤。ゲームが後半に差し掛かった時、羽賀が山本に言った。
「寿司って回転寿司だよな。足りなかったら貸してね」

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