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最終更新日:2024年04月19日
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第688話「今年の正月は2」

源じいとアタルが並んで座ってるのを父が見て笑う。
「座高が、ほぼ一緒だな」
「どれ立ってみろ、そんなに足が長いのか?」と源じいに言われ、アタルが立ち上がる。やっぱりでかい。
「おお~股が俺の胸の近くにくるのか、193センチったら白鵬ぐらいか、で、ここはどうなんだ?」と源じいはアタルの股間を人差し指でツンツンする。
「そこはどうだろうね。普通じゃないかな?」
「これ、全部ミか?」とツンツンしながら訊く。
「そう、ミだよ」されるがままに笑うアタル。
「どら見せてみろ」
「えっ?ここで?」と言いながらもジーンズのファスナーを下げようとするアタルに祖父が言った。
「バカ野郎!そんな汚いもん出すな!出すのは酒のつまみだけにしろ!」皆が笑う中、アタルは苦笑いをしながらファスナーを上げた。
そんなアタルに父が言う。
「今の時代は何でもネットで買えるんだな」
「便利だよね。俺もスッポンって食べた事ないから注文してみたんだけどさ」
ちょうどその時、台所に居た母にアタルが呼ばれると、やがて土鍋を持ったアタルが台所から出て来た。
「ハ~イ準備ができたよ~」とアタルは鍋を卓上コンロの上に置き、火を着けた。
「おばさんも少し食べてみたら?美味しいかもよ」
「ダメ、私は無理」と母が眉間に皺を寄せる。
「コラーゲンたっぷりで肌にも良いらしいよ、若返っちゃったりして」
「あらそうなの?じゃ少しだけ頂こうかしらね」と母の態度が急変する。
「若返る?また昔の様に頑張れるかな?」と源じい。
「何を頑張るんだ?」と祖父。
「だから色々だ」
「お前の場合はエロエロだべや、そりゃ無理だな」
「だよな~」と肩を落とす源じいを見て皆が笑う。
「もしかして、またこれもアマゾンか?」と祖父。
「そうだよ」とアタル。
それを聞いた源じいが驚いた顔で言った。
「なに?アマゾン産のスッポンか!それは俺も食った事ないな」

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