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最終更新日:2024年04月19日
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第82話 「カッコいい仕事」-中編-

Aは今までどんな仕事をして来たのかを聞くと、彼は履歴書を差し出した。
「あれ?この写真随分小さいね。それに学ラン着てるし、随分前のじゃない?」
「あつ?分ります?それ卒業アルバムの写真を切り取ったんすよ」呆気にとられるA。それでも渡された履歴書に目を通した。
「どの仕事も直ぐに辞めてるんだね。辞めた理由は何なのかな?」とAが聞く。
「カッコよくないからっす」
「やっぱりそう来たか。そう言うと思ったよ。でもただ彼女に自慢したいが為にカッコに拘ってるの?」
「男はやっぱ仕事だと思うし、どうせやるならカッコいい仕事の方がいいじゃないっすか」と妙に自信を持って彼は言った。
「でもさっき君にカッコいい仕事ってどんな仕事?って聞いたら、これと言って無いって言ったよね。という事は、君のする仕事も無いっていう事じゃないの」
少し間を置き、彼は言った。
「そうっすね。今は無いですね。でも将来カッコいい仕事が見つかるかも知れないじゃないっすか。そういう夢を持って生きていた方が、人生張り合いがあると思いますよ。夢は大切にしなきゃダメっすよね」
「夢・・・ね。カッコいい仕事以外で、君の夢って何なの?ぜひ聞きたいな」
「夢っすか?何だろ?別にこれと言ってないっすね」
Aは深いため息をつくと、ゆっくりとした口調で話し出した。

つづく

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