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最終更新日:2020年01月18日
最終更新日:2020年01月18日
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第520話「類は友を・・」

レンタルしてきた二トントラックで、Bと僕はAの住むマンションの地下駐車場に到着した。
「だけど俺達も人が良いっていうかさ」とBは笑いながら活性炭入りのマスクを袋から取り出した。
「十年振りにできた彼女だしな、友達としてフラれるのを黙って見過ごす訳にもいかないよな」僕は軍手をはくとトラックから降りた。
僕等は作業着姿の完全防備で台車を押しながらエレベーターへと乗り込んだ。
先週ABCの三人と飲んだ時、Aが彼女を家に呼びたいと言ったが、僕等三人は口を揃えて無理だと言った。なぜならAの部屋はゴミ屋敷なのである。
モダンな外装と近代的な設備が整ったマンションは、Aにとって全く無用のもので、築五十年の格安アパートの方がAには向いている。
Cにも参加する様に言ったが、以前Aのマンションに行って、原因不明の湿疹と眼球の痛みに悩まされたとかで、あっさり断られた。
僕等はAの部屋の前でスキー用のゴーグルをおでこから降ろすと、無言でお互いに頷き合いながら地獄へのドアを開けた。
Aが靴は脱がない方が良いと言ったが、靴など脱げる様な状態ではない。
部屋を見て思わず目が虚ろになるが、ここで意外な助っ人が現れた。 完全防備のCだった。
「二人じゃ勝負になんねえだろうと思ってな、一応トラックをもう一台借りて来たぞ」とCはマスクの下からこもった声で笑う。
引き続きAも入れて四人で作業をするが、何故か五人いる、それも女性が一人。
誰?僕はAに訊いた。
「ああ、紹介するよ、俺の彼女だ」Aと同じ普段着の彼女が僕等に挨拶をした。
彼女を呼ぶ為に片付けていたはずなのに、何でその彼女がここに?それに何故普段着のままで平気なのだろう?他の二人も同じ考えらしく、呆然とゴーグルの中から彼女を見ている。
そんな僕等の考えを見抜く様にAが言った。
「昨日、正直に打ち明けたら、彼女の部屋もこんな感じなんだってさ」

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