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最終更新日:2019年11月11日
最終更新日:2019年11月11日
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第561話「再就職・前編」

Aと居酒屋で飲んでいると、スーツ姿の男性が笑顔で近づいて来てAの横に座った。六十前後だろうか?
「あっ、ぶ、部長じゃないですか?お久しぶりです。お元気でしたか?」とA。
「うん、何とかやってるよ。君も課長になったそうだね、おめでとう」
「ありがとうございます。でも、まだまだですよ」
「そんな事ないよ。昔から君はやり手だったじゃないか、むしろ遅いぐらいだよ」
Aは僕に、以前会社に居た上司で大変お世話になった人だと教えてくれた。
今の会社には入社したばかりで、定年から三年経っての再就職らしい。
「もし、部長だったらこんな時はどうするだろうって時々考えたりするんですよ」
「そうか、嬉しいな、でも私なんかを手本にせず、自分の信じたまま行動したらいいよ。私は退職して、もう随分と経つんだし、私の取った行動が、今の会社に合ってるとは限らんだろう。世の中は絶えず進歩しているんだし、時代に合ったやり方で乗り切ればいい」
「部長にそう言って頂いて、何だか自信が持てそうです」
「私もね、仕事で自信を持って行動した事なんて一度もないんだよ。成功したとしても、本当にこれで良かったんだろうか?もっと良い方法はなかったんだろうか?って絶えず考えてたもんだよ」
「えっ?そうだったんですか?いつも自信に満ち溢れた人だと思ってました」
「そう見せないと部下も不安がるだろう」その時、奥の席から若い男の声がした。
「お~い!〇さ~ん、何してんだよ、自分の席が分からなくなっちゃった?もしかしてボケちゃった?」
一緒に飲んでいた仲間らしき輩が大声で笑っている。
「会社の若い連中でね、今日は私の歓迎会なんだ。こう見えても新人だ。じゃ頑張って」と言い残して男性は店の奥へ消えて行った。
「仕事もできる人だったけど短気でな、特に酒の席じゃ言動に注意だな。喧嘩だってめちゃくちゃ強いんだ」
「一見大人しそうで品の良い紳士って感じだけどな」
「そう、一見はな、だけど切れたら大変なんだ」つづく。

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