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最終更新日:2020年05月29日
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第638話「マーちゃん62」

 友達は笑いながら狼男のマスクを脱ぐと言った。
「おい、レベルが低くて稚拙な人って俺の事か?」
「そうですよ、他に誰が居ます?」
「お前な、親に向かってそういう事を・・・」
「おいおい、やめろって!ホント仲が良いのか悪いのか分からん親子だな」と僕が間に入って止める。
「お前が来るちょっと前まで、俺達は喧嘩してたんだ」
「喧嘩なんてしてませんよ。近代稀に見る怒りは感じましたけどね」
「大げさに、毎度の事だろ」
「お父さんにとっては、毎度の事かも知れませんが、僕は久しぶりに怒り心頭しましたよ」
「お前ね、ちょっとは子供らしい言葉を使ったらどうなんだ?怒り心頭なんて言葉、小5じゃ使わねえぞ」
「僕は子供らしくなんてしてられません。お父さんがしっかりしてないから、その分、僕がしっかりしなきゃならないんです」
「まあまあ、良いじゃないか二人とも終わり終わり」 僕は脱ぎ捨てられた狼男のマスクを手に取る。
「あれ?これ狼じゃないだろう。狐じゃないか?」
「いや、それはどう見たって狼だろう」
「違いますよ、レッサーパンダです」
「お前もしつこいな!それはどう見ても狼だって」
「ちょっと待て!喧嘩してたってのは、まさかこのマスクの事でか?」僕が友達とマーちゃんに確認すると、二人ともここだけ仲良くコクンと頷く。
「お前ら、こんな下らない事でよく喧嘩なんかできるな、エーッ!驚くわマジで」さっき驚かされた時の怒りをぶちかます様に、僕が大声で怒鳴る。
「いや、あれだな・・・あの~何ていうか、いつの間にか力が入っちゃって・・・俺も大人気なかったな・・・」
「ご免なさい、僕もついつい意地を張っちゃって・・・」
二人ともどれだけ下らない事で喧嘩してたのか、僕に言われて初めて気付いた様だ。
「そいつは、お前の言う通りレッサーパンダだな」
「いえ、お父さんの言う通り狼ですよ」
「まあ、どっちでも良いか」と親子二人が微笑み合う。
そんな二人を前に僕が言う。
「ちょっと待て!こういう事はハッキリさせた方がいい。これはどう見ても絶対に狐だ!」
「いや、狼だ!」
「レッサーパンダです!」

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