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最終更新日:2024年04月26日
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第197話 「飲み会」

会社での飲み会があった。
一次会の居酒屋でたっぷりと飲み食いした一同は、二次会をする次の店へと足を運んだ。久し振りの飲み会だという事もあってか、異常な盛り上がりだった。
「羽賀さんがこんなに飲むのって珍しいっすね。大丈夫っすか?」と山本。
「まだまだ大丈夫だ。俺って普段は余り飲まないけど、結構飲める口なんだよ。本当はさ」と言いながら、全くペースを落とさない。
暫くして加藤が羽賀の横に座り、羽賀の顔をまじまじと見ながら言った。
「お前、今日は一番酔ってるけど大丈夫か?」
「はい、大丈夫ですよ・・あっ、でもちょっと気持ち 悪いかも・・・」
「何?便所行くか?」
「はい、ちょっと便所に行って来ます」と言ってヨロヨロと立ち上がる羽賀を抱きかかえる様に、加藤も一緒に立ち上がった。
「うっ!」と言って口に手を当てる羽賀。
慌てて店内のトイレの戸を開けると山本が用をたしていた。
「何やってんだお前」と意味不明な事を言う加藤。
「何って見れば分かるでしょ!おしっこっすよ!」
「緊急事態だ!それ早く止めろ!」と言って山本の股間を指差す加藤。
「えっ?嘘でしょ?」
「羽賀が吐きそうなんだって、早くしまえ!」
「そんなムチャクチャな」
羽賀の顔が真っ青に変わっているのを見て山本は途中でおしっこを止めると、一目散に外のトイレへと走って行った。
「よし、吐け!」と叫ぶ加藤。だが羽賀は首を横に振りながら言った。
「山本のションベンの上に吐くのはイ、イヤ」
「お前は何を贅沢な事言ってるんだ」と言って加藤はいったん水を流す。
「よし、今度はいいだろ」
また首を横に振る羽賀。
「今度は何だ!」その時、ちょうど店内では、みんなが帰り支度をしている最中だった。そんな中、トイレから加藤の怒鳴り声がした。
「うわっ!バカたれ、せっかくここまで来て何やってんだ!どうすんだこれ!」

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