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最終更新日:2024年04月26日
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第226話 「旧友」

高校の時の友達四人と居酒屋で飲み会をした。
「遅いな・・」Aが言った。
「何?まだ誰か来るの?」辺りを見回してBが言った。
「あれ?言ってなかったっけ?ハルの事」僕が言った。
「誰だハルって」とB。
「あっ、お前知らなかったっけ、そうか、ハルが学校辞めた後にお前が転校して来たんだっけ」Aが言った。
「今、ちょうどそいつが里帰りしてるから、今日の飲み会に誘ったんだ。楽しい奴だから、お前も気に入ると思うぞ」僕が言った。
「お待たせ~。ご免、遅くなっちゃって」ハルが来た。
「お前また綺麗になったんじゃねえの?」Aが言った。
「そう?自分を磨くには、常に恋をしなくちゃ。あんた達も恋してる?」
「恋って、俺ら結婚してるし・・・。あっ、Bはまだだったな」と僕が言った。
「馬鹿ね。結婚してたら奥さんに恋をするのよ。そうしたら、そんな親父くさくならないんだから」
「悪かったな親父くさくて」Aが言った。
それを見てBが僕を肘で突付いた。
「ああ、ご免ご免。お前ら初対面だったよな」と言って、僕はさっき話していた経緯をハルに話し、Bを紹介した。ハルは東京で芸能人相手にメイクの仕事をしている。その後もハル中心に話しは進み、芸能界の裏話とかを面白可笑しく話してくれた。店には三時間程居ただろうか、ハルは明日の朝一の便で東京に帰るとの事で先に帰る事になった。
「本当に良いの~?おごって貰っちゃって」
「良いの良いの、女の子に金払わす訳に行かないから。また飲もうね。あっ携帯聞いても良いかな?」Bが言った。
ハルは何の躊躇も無く携帯番号を教えて行った。
「可愛いな~。何?飲み会って、本当は俺にあの子を紹介する為だったんだな」と有頂天になっているB。
「そんな事ないよ」とA。
「彼氏とか居るのかな」
「だいたい片思いで終わるって言ってたな」と僕。
「そっか、で、ハルちゃんって名前何て言うの?携帯に登録しないと」
それを聞いて僕とAが同時に言った。
「晴彦って言うんだ」

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