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最終更新日:2024年04月26日
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第210話 「読書の秋1」

読書好きの加藤が女子社員に一冊の本を渡した。
「お前好きだろ?東野圭吾」
「『白銀ジャック』って求人君のイチオシ本に載ってたやつですね。新刊でいきなり文庫本ですか」
「そうなんだよ。安かったんで思わず買っちゃったんだけどな・・・。あまりパッとしないな。話しの途中で先が読めちゃうんだ。これなら『天空の蜂』の方が断然面白かったな。それにタイトルをもっと何とかして欲しかったな。まあ、人それぞれ感じ方が違うから、読んで見たら良いさ」
「東野圭吾っすか」山本が話しに加わって来た。
「お前は最近どんな本を読んでるんだ?」
「『終わらざる夏』を読んでます。結構重いっすよ」
「浅田次郎か。あれ単行本だし高いだろ。俺には買えないから、読み終わったら貸してくれ」
「あっ、山本さんに『ブラックペアン』を返さなきゃ。まだ海堂尊の本持ってるんですよね。貸して下さい」
「おっ、海堂ワールドにはまった見たいっすね」
「山本さんって色々な本を持ってるんですよ」女子社員は加藤に言った。
「何か面白い本あるか?」
「そうっすね最近読んだやつでは『猫を抱いて像と泳ぐ』は良かったっすね。後は『のぼうの城』も面白かったっすね」
「猫を抱いて像と泳ぐ?何だそれ?」
「チェスが大好きな少年の話しなんすけどね。『博士の愛した数式』って映画知りません?寺尾聡が出てたやつ。あれの作者っすよ小川洋子って言うんすけど、なかなか綺麗な文章を書く人なんすよ」
「あっ、その映画見たよ俺」羽賀が言った。
「お前は読書しないだろ」加藤が言った。
「失礼な!俺だって本ぐらい読みますよ」
「誰が好きですか?」女子社員が聞いた。
「岸本斉史とか尾田栄一郎とか荒川弘なんか好きかな」
「誰だそれ?」と加藤。
「確かにそれも立派な読書っすよね」と笑う山本。
「ナルトにワンピースに鋼の錬金術師。漫画っすよ」

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